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| 【第55回別府大分毎日マラソン】 栗林公毅 |
| 【第55回別府大分毎日マラソン】 日時:2006年2月5日(日) 天候:晴れ(肌寒い程度で風は後半向かい風) 結果:2時間34分32秒(自己2番目の記録) 39位(自己最高順位) 目標達成 30分カット × 自己新 × タオルGET ○ 主な出場選手: 招待 ゲートタイス選手(南アフリカ) 清水選手(旭化成) 西田選手(S&B) 前田選手(コニカミノルタ) 南蛮連合 Brett選手 NEC-RC 松本選手 天白川走友会 横井選手、志村選手 感想: 調子は悪かった事もありタイムは全く持って不満だが、目標としていた自己新、引いてはサブ30を狙った結果なので納得。どうしても欲しかった50位以内のタオルをかけて貰えたのが"思わぬ結果"で嬉しかった。 詳細報告: ●大分入り〜大会前夜 今回は横井さんと一緒に金曜の夜出発→土曜の朝フェリーで別府入りすることにした。フェリーお風呂も完備しておりとても快適(^-^)。 更に王寺の駅伝で一緒に走ったチーム「快速(足?)桜」の方とも会い別大に向け話が弾む。市民ランナーとして皆それぞれ練習には苦労しているようで、話を聞くととても勉強になるし、自分も頑張らなくちゃなぁ〜、と思う。 そして朝、大分に先についたあっきぃから「雪が降ってるよ。」とのメールが届く。松山を出向して豊後水道を渡るフェリーには陽が差しているので、みんな驚くが、「ここまで来たらどんな天候だろうが挑戦するだけ。」と腹をくくる。 ・・・が、別府は想像以上に寒かった。雪の為なかなか来ないバスに体が冷える。20分以上遅れて来たバスで暫く震えながら、コースを下見がてら大分まで移動する。 大分に入りホテルですぐ着替えて競技場へと向かう。未だ少し寒いが、今年は順当に風は吹くようだ(行きは向かい風で帰りが追い風)。 数人のランナーと会釈を交わしながら800m&400mをレースペースでこなす。う〜む、体が重いか・・・。 ネガティブに考えても仕方ないので、「現状はこんなもんだ。」と割り切ってさっさとホテルに帰り、あっきぃ&永羽っちと合流。 夜は、別府に戻って受付後「激励の夕べ」に参加する。ここで天白の志村さん、南蛮のBrett、岡崎の平尾さん、アトミの中村さん、と久々の再会を懐かしみ、お互いエールを送り合い、元気を貰う。 また、食べ物はイマイチだったが、トヨタ九州の森下監督(元旭化成)が来ており、「マラソンは33kmからの5kmをガマン」とアドバイスをもらう。調子が上がらない自分にとってこれが一番のゴチソウとなった。 さらに大分に戻ってNEC-RCの元橋さんと合流。カツどんを食べてホテルに帰る。夜は12時前にあちこちのHPにカキコしてある皆のメッセージを見て就寝。おかげでぐっすり眠れました。(^-^) ●大会朝〜スタート 朝は8時に起きて昨晩買っておいた牛すき焼き弁当大盛りを食べる。 冷めた分肉が固い。やはり次回からは魚系のおかずにしよう。 温かいお茶を飲み、さらにおこわを食べた後外に出てみる。ホテルはコース上38〜9km地点にあるので、キョロキョロ見回してゴール前の距離感を少しつかんで見る。復路で言うと県庁前通りに入って信号が5つでホテル前通過となる。(これはラストスパートのタイミングを計るのに役立った) 風は・・・やはり吹いている。 気温はそれなりに暖かくなりそうだが、風が冷たい。別大国道の日陰を考えたら、少し暖かめの装備が良いか。 部屋に帰り、最後の準備を始める。 ちょっと時間があったので、冷えた体を温めようとちょっと風呂に入ってみる・・・う〜ん、何か体が重い気がする。 ま、前回も足が重かった気がするし"こんなもんだ"と割り切ってタクシーで競技場入り。 記念大会ということもあり、昨年に比べて出場者が多い。 横井さん、志村さん、平尾さんと合流し、控え室で準備して最終コールを済ませると、目の前にモカンバ選手とムヒア選手が座って談笑していた。やはりここは国際大会だ・・・。 1時間前になり、アップを始める。 瀬古や宗監督をはじめ、TVで見る顔がグラウンドで立っている。 いよいよ、半年間の集大成を出す時が来た、と武者震いする。 アップはじわっと汗をかく程度。途中S&Bの西田選手に岩瀬さんからの伝言を伝え、昨年奈良&バイ選手についたように、西田選手のJOGにちょっとついてみる。 と、ここで天白大応援団登場!さらに大分の横山君も応援に来てくれて一気にテンションが上がる。 一度控え室に戻り、トイレを済ませ、ユニフォームに着替えて鉢巻を巻いて気合を入れる。いよいよスタートに向け最後の流しを2本入れ、自分のスタート位置である3列目の外から2番目に並ぶ。斜め右に外国人選手がいる事もあり、前過ぎるんじゃないかと戸惑いを覚える。 しかし、「いつまでも浮ついていてはいけない。」と集中してスタートを迎える。 「位置についてー。」号令に、大きな声で「お願いします!」といつもの挨拶をし、いよいよスタートを迎える。周囲の温度が上がった様な錯覚さえ覚えた。 そしていよいよスタート! ●スタート〜 号砲一発、脱兎の如く各ランナーが第一コーナーへと飛び込む。 その時っ! 「えぇぇぇぇっ!?、うそぉっ!?、うわわわわっ!!!!!」 何と自分の前の前を走っていた中国の選手の姿が消えたっ!! そして、それにつられて右斜め前から切り込んできていた選手が視界から消えていくっ!!!!開けゆく視界に、自分の前で何がおきているか分からないっ! がっ、下のほうに倒れていく選手達を見て、 「大転倒だっ!!これはヤバイっ!!!!!!!」 と、飛ぶっ!、跳ぶっ!!、トブっ!!! なんてこったっ!!周囲でも驚きの声が上がってるっ! 逃げなくてはっ! 「巻き込まれてはいけないっ!踏んじゃいけないっ!」と、とにかく右に左に跳んで避け、とりあえず巻き込まれるのだけは逃れたが、ペースがメチャクチャになってしまった上に右スネが張ってしまった。 しかし、しかし、しかし、しかし、ここはとにかく落ち着かなくては、と敢えてペースを落とし、周囲の選手を先に行かせたり、手をグルグル大きく回したりと冷静に努め自分を抑える。 トラック一週84秒。何とかペースだけはつかんだ感じだったので、良さそうな集団を探して着いて行く。 1km、2km、と入りは何とか予定通り。 しかし、このペースで余裕が無いのが気になる。距離が進んで体が軽くなってくれる事を祈りながら集団の最後尾につく。 3km、4km・・・やはりペースが上がらない。腰から下が重い。 5kmの折返しで、松本&Brettがすぐ側にいることを確認する。 やはりペースが落ちている、息は苦しくないのに足が上がらない。 ペースを上げるかorこのまま行くか、自分の中でグルグルと考えがめぐる。 結局、「前半はガマン。」と言う結論に達し、無理をせず集団をキープする事にしたが、ここで集団のペースが落ち始め、後ろから来たBrettがいた集団にサクッと抜いていかれる。しかし、その集団には着いていけず、仕方なく引き始める。 しばらくすると、調子が上がってきたのか、一人前に出てグイグイと引っ張る人が現れる。これはいい、とついて見るが、イマイチペースが安定しないため、何度も彼のカカトを踏んでしまう為ちょくちょく前に出る。 8〜10kは友人応援エリア。 元橋さんを始め、地元の後輩や知人が大きな声でエールを送ってくれる。一年に一回、しかも一瞬しか会えないけど、その一瞬で子供の成長が見えたりして嬉しい。 そして遂に別大国道へと突入。「さぁ、行くぞ。」と思いきや、 ・・・風が無い!? そーなんです。昨年に続いてまたもや今年も追い風だったんです。 今年は昨年ほどではないので、風が舞っている感じで、走り方がまとまらない自分にはますますペースが上がらず厳しい展開となってしまいました。 それでも集団を引き、何とかタイムロスを最小限にとどめてハーフを通過。この時点で昨年より1分悪い。 「30分カットだけでなく、自己記録更新もかなり厳しい。」 現実が突きつけられ、足も鈍る。 こうなると、自分のゴールがどこにあるのか、何を目指せば良いのか・・・迷う。今考えられるのはただ一つ。うしろに松本選手が来てるから逃げるのみ。 25km過ぎの折返し、すぐ後ろまで迫る松本選手を発見。向かい風になりますます集団が牽制を始めた為、集団走をあきらめ自分のペースに変える。 別府観光港からは昨日バスで通っており、距離感覚は充分ある。 "自分ならイケる"と信じて前を目指す・・・が風に煽られやはりペースが上がらない。くそぅ、いつまで苦しめば良いんだ!? とにかくペースを戻そうと、後ろから来たランナーに何度もついて粘る。でも、後ろから来たランナーもみな苦しさは一緒で、しばらくすると自分の後ろに後退してしまい続かない。 30kを過ぎて復路の海沿いコースに入ると、ますます風は行く手を遮り、3'50/kmくらいまで落ちてしまう。まるでノロノロと歩いているようにさえ感じる。 「海たまごまでガンバル。」 「天白川走友会大応援団までガンバル。」 ![]() 「33kmポイントから5kmガンバル。」 と落ちてくる人を抜きつつ、後ろから来る人に少しでも粘りつつ、少しずつ少しずつ気持をつないで先を目指す。こんな事でメゲルほど自分の半年間は軽くない、絶対に"自分に負けない"何度も心でつぶやきながら走る。 ラスト5km、大分市内に入って少し楽になるも、このままでは12月の袋井よりも遅くなる恐れが出て来たのもあり、気持が少し入る。 ここまで来たら悔いを残さないように以下に残存した力で以下に早くゴールへ向かうかと言う事だけを考える。 最後の難関、風の舞う舞鶴橋を更に追いついたランナーの背中に貼り付き、ラスト競技場へ戻る直線! 「さぁっ、ここからが我慢のしどころだっ!」 と気合を入れたら・・・・、あれ?風が殆ど無い!? こ、こ、これは、イケルっ!! ここ一番とばかりにラストスパートをかけ、一緒に走っていたランナーを置いていくばかりか、面白い様に前のランナーが抜ける。 ふと見ると、数百メートル先にBrett選手の背中が小さく見える。 「あぁ、あと少し頑張れば追いついたかも。」 と少し悔やみつつも、"最後まで諦めない"とペースを更にあげ 一秒でも縮めるために全身を使って走る。 ・ ・・と、なんとBrett選手が歩いてしまったっ!! これはチャンス!(Brett選手には悪いけど/苦笑) 最後のスプリントとばかりに競技場に入るところで追いつきトラックに入った瞬間更にスピードを上げて一気に抜き去る。 が、黄色い鉢巻に気付いたBrett選手も追いすがる。 逃げ切れるか?いや、逃げ切る、絶対に逃げ切るんだ!と気持を込める。 すると、前方でラストスパート合戦をかけて競っていた2人の選手も届きそうな範囲まで近づいてきた、これもイケルか? いや、さすがにこれは無理か? そう思った瞬間、ゴール前の時計表示の済に「38」の文字が! まじっすか!?まだ38人しかゴールしてないっすか!? 最後の最後で溢れ出るパワーを感じ、コーナーから最後の直線にかけてホントにホントのラストスパート!!! 「ゴールに飛び込め!!」 ・・・声にならない声をあげながらFinishラインを超えた時、最後の一人より半歩だけ前にいました。 え、ゴールの後? どれだけ制御しても足が止まらず、そのままコーンに向かってまっしぐらでした。後はいつもの様に倒れこんでました。 でも、倒れている自分にかかる重い、でも暖かい一枚のタオル、欲しくて欲しくて一年頑張った別大の完走タオルが嬉しくて思わず感極まっちゃいました。(今でも思い出すとジィ〜ンと来ちゃいます。いかんいかん職場で泣くわけにはいかん。) 大きくて肌触りがよくて、2時間半を超える戦いを終えた自分をやさしく介抱してくれました。倒れている間、コース上で貰った声援、半年間一緒に練習してくれた走友、遠くても連絡をくれ、直前まで元気付けてくれた仲間、グラウンドの上で突っ伏しながら色々な事が走馬灯のように頭をよぎりました。 昨年は昨年、今年は今年、レース展開も自分の実力も全然違っただけに、同じ別大でもキツさもゴール後に感じる感動も全然違いました。(これだからマラソンはやめられないんだけど・・・) 係りの方に支えられながら体を起こすと、松本選手、Brett選手もゴールをしており、完走の感激を分かち合い、お互いを称えあいました。(ますます、マラソンはやめられない・・・) という事で、終わって30分もしない内に、 「来年も来るぞ!」 と心に決めてしまいました。 年々練習環境は厳しくなり、体への負担は重くなってきますが、名古屋での環境にも慣れ、次にすべき事がわかってきたので、次こそは高い目標へまた挑戦していきたいと思います。 〜別大を終えて〜 初参加の昨年から一年、その間に名古屋に異動になり、仕事も生活もそして走る環境もガラッと変わった中での挑戦となった。 昨年の別大のダメージから数ヶ月に渡り満足に走る事もできず、引越し後GWのマラニックで10k程度しか走れなくなっている自分に落胆した所が、思えば今回の別大へのスタート地点だった気がする。 そして8月、前回は1月にはもう出来上がってきていたので今年は一ヶ月後ろ倒しにして別大に向けての練習を始めた。 (が、当然いきなり走れる訳も無く、"地足作り"から) 幸いにして(?)名古屋は市内でもUp-Downがあり、通勤ランだけでスタミナは結構つける事が出来たと思う。そして天白川走友会での週末練習会(これは走る事が楽しく、走る事で仲間が増える事を改めて教えてくれた)で、中山道を走りつつ歴史を勉強したり奈良まで遠征したりして、その土地の美味しいものに舌鼓を打ったり、更に走友を増やしたりと足にも気持ちにも刺激を貰えたと思う。 しかし今思えば、その楽しさに"かまけて"スピード練習を怠ったのが悔やまれる。色々なレースの中で、5k&10kのポイントはそれなりの記録を出せていたので安心してしまった。 年末年始あたりから参加させて頂いた名城公園の練習会等、他のチームとの交流ももっと積極的に行えばよかった。 (これは来年への改善点だな・・・。) ま、結果はどうあれ、とにかくまずは一息つきました。 (一週間丸々完休しました!) 足のダメージはやはり残っており、膝に水が溜まってしまった、毎晩寝返りの度に足がつる、等やはり色々ありますが、次の目標に向かってまたゆっくりと走って行きたいと思います。 全国各地の走友の皆さんとも一緒に走れる日を楽しみにしてますので、その時はヨロシクお願いしますね☆ 以下詳細データです。 <Lap> 1k: 3'30 2k: 3'29/6'59 3k: 3'29/10'28 4k: 3'30/13'59 5k: 3'39/17'38 6k: 3'37/21'15 7k: 3'27/24'43 8k: 3'33/28'17 9k: 3'34/31'52 10k: 3'28/35'20 11k: -/- 12k: 7'10/42'31 13k: 3'34/46'05 14k: 3'31/49'37 15k: 3'46/53'23 16k: 3'41/57'04 17k: 3'35/1'00'39 18k: 3'16/1'03'56;距離表示がおかしい? 19k: 3'37/1'07'34 20k: 4'00/1'11'34 21k: -/- Half: 3'58/1'15'33 22k: 3'13/1'18'46 23k: 3'39/1'22'36 24k: 3'40/1'26'06 25k: 3'37/1'29'44 26k: 3'41/1'33'26 27k: 3'31/1'36'57 28k: 3'40/1'40'38 29k: 3'39/1'44'18 30k: 3'54/1'48'12 31k: -/- 32k: 7'17/1'55'30 33k: 4'19/1'59'49 34k: 3'33/2'03'23 35k: 3'47/2'07'11 36k: -/- 37k: 7'48/2'14'59 38k: 3'50/2'18'49 39k: 3'51/2'22'41 40k: 3'52/2'26'34 41k: 3'50/2'30'24 Goal: 4'06/2'34'32 <調整結果> −成功 スタミナ;走りこみはOK サプリメント;ZAVAS系2種類 グリコーゲンローディング;少し慣れてきた感あり 体重管理;寒さの為減りは鈍かったがまず成功 禁酒(元旦〜当日);がんばった −微妙 2/5朝食(すき焼き重大盛);消化不良気味、焼魚の方が良いか。 2/5朝風呂;体がだるくなっちゃったかな・・・? −失敗 スピード練習不足 2/1,2出張での疲労感 1/29 高浜10k;足の疲労残し 長々とお付き合い頂きどうもありがとうございました! P.S.: 終わったあと控え室でムヒア選手と話たのですが、やはり寒くて途中でペースダウンしてしまったそうです。「40k迄は良かったのに。」と言っているのを聞いて、やはり一流選手もヒトなんだなぁ、と妙に納得してしまいました。 チャンスがあれば勝てるぞ〜。(な〜んて。) ![]() |